【24日目】TCP/IPネットワーク入門(ルーティングの設定編)
皆さん,こんにちは.bb_lotusです. さて,今回はTCP/IPネットワークに関しての24日目のアウトプットになります.
すぐアウトプットだけ見たい人はこちらから
(ネットワーク初学者のため,記載内容等間違いがありましたらどしどしコメント,指摘等していただければと思います.)
使用する教材はこちらです.
「ストーリーで学ぶネットワークの基本」
--------------↓ここからアウトプット--------------
今回は第3章を飛ばして,第4章の「ルーティングの設定」に関してやっていきます!
第3章を飛ばした理由としては,特別新たに学んだ知識がなかったためです!
では早速やっていきます!!
ルーティングの種類
・スタティックルーティング(静的,手動)
設定された経路上でトラブルが発生した際,管理者が設定変更するまでは解消されない.
経路が増えると管理が大変.
そのため主に経路が数個のような単純構成の場合に用いられる.
・ダイナミックルーティング(動的,自動)
設定された経路上でトラブルが発生しても自動的に経路が切り替わるため,ネットワークの通信を維持できる.
しかし,経路情報の処理をルータが行うため,情報が増えるとルータに負荷がかかり,処理が遅くなることがある.
ネットワークを適切に分割したり処理性能が高い機器を導入することで対処.
大規模なネットワークには必須.
ルーティングのプロトコル
RIP・OSPF・BGP等
~RIP~
目的地までに経由するルータの数(ホップ数)が少ない経路を選ぶ
デメリット
・経路変更に時間がかかる
RIPはルータ間で定期的(30秒ごと)に経路交換をする.
ネットワークに障害等が発生した場合,長ければ30秒間.情報が伝えられずに放置されることになる.
そのようなことで最大3分から5分ほど経路情報が更新されるのに時間がかかることもある.
・大規模ネットワークに適さない
RIPにおけるホップ数(経由するルータの数)の最大値は15と決められているため,16以上のルータを経由すると到達不能と判断され,パケットが破棄される.
これは,ループ(パケットがネットワークの同じ箇所を回り続ける現象)が発生した場合などに,パケットが無限に転送されるのを防ぐため.
しかしこれは大規模ネットワークの通信を妨げてしまう原因となる.
・ネットワークの回線速度を考慮できない
RIPはホップ数だけで判断するため,仮に経路上の回線の情報は保持しておらず,効率の悪い経路である可能性がある.
→RIPを部分的に改良したRIP2というものがあるが,上記の問題点は解決されなかった.これを解決したのがOSPF
~OSPF~
コストを基準に最適な経路を判断.
回線速度が大きいほどコストが小さくなり,目的地までのコストのトータルが小さい経路が最適経路として採用される.
RIPのデメリットの解決方法
・経路変更に時間がかかる
→RIPと違って全ての経路情報でなく,差分情報をすぐに伝える.
・大規模ネットワークに適さない
→ホップ数の制約なし,エリアという概念によりルータに高い負荷をかけない.
※エリア
エリア0内のルータはエリア0の詳しいリンクステート情報のみを保持
エリア1内のルータはエリア1の詳しいリンクステート情報のみを保持
エリアの境界にあるルータはエリア0,エリア1両方のリンクステート情報を保持し,エリア間ルーティングを行う
・ネットワークの回線速度を考慮できない
→コストを使用し,回線速度を考慮した経路を選択する.
今回は第4章のルーティングの設定に関してやっていきました!
Cisco Packet Tracerの課題にもあるOSPFについても触れることができました!
次回は第4章の残りをやっていきます!
今回はここまで!
ではまた次回!!